逃がした物件が戻ってくることもある

2023年2月25日

契約済み物件が戻ってくることも

やっとのことで家族の意見も一致し、いざ購入しようと決めたときに、物件担当者から「その物件は既に他の申込が入りました」や「すでに契約が済みました」と言われることがあります。本気でその住宅を購入を検討していた買主様にとっては、大変ショックなことで、マイホームへの意欲が一気に切り崩され、大きな落胆を経験することになります。「あの時もっと早く契約しとけば良かった・・・」と後悔することも少なくありません。

多くの人が住宅ローンを利用する

ですが、他の方の契約が済んだからといってまだ諦めてはいけません。なぜなら住宅を購入するときに現金で買う人が少ないので、多くの方は住宅ローンを利用するからです。住宅ローンを組むには、金融機関の審査があります。住宅ローンの審査に落ちてしまったら、ローンが組めなくなり結局は買えないということになります。

この住宅ローンの審査に落ちる人は意外と多いのです。住宅ローンの審査は金融機関が行い、審査基準は金融機関よって異なります。基本的には、貯蓄額、勤務先、勤続年数、年収、年齢、健康状態、現在の借金(車のローン含まれます)、クレジットカードの事故履歴が判断材料とされます。

最近では、携帯電話の端末の分割代金や奨学金なども審査に加える金融機関があるようです。不動産購入を検討しているのでしたら、携帯電話の本体代はできるだけ完済しておくとよいでしょう。

住宅ローンの審査に落ちる人が5~10%

リーマンショックの頃などに比べれば、金融機関も融資に対して条件を緩和しているようですが、それでもいまだに5~10%くらいの方が審査で落とされているようです。それだけ住宅ローンの審査に落ちる人がいるということは、あなたにもチャンスが回ってくるかもしれないということです。

「購入意思を伝える」ことが大事

住宅ローンの審査が通らず契約が流れたら、再び不動産は販売されます。ここで注意なのですが、物件担当者にあなたの不動産に対する購入意思を伝えていないと他の人に回されてしまいます。欲しい物件が見つかったら、その時点で物件担当者に伝えるのは不動産を購入する上で鉄則ですが、更に契約済みであっても、契約が流れてしまった場合にすぐに連絡がもらえるように物件担当者にお願いしておくのがよいでしょう。

  • B!